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症例報告『左第4中手骨骨折』 理学療法士宇留野

【疾患名】左第4指中手骨骨折
【性別】女性
【年齢】40歳代
【現病歴】
障害物がある事に気付かず転倒し、左第4指中手骨を骨折。
骨折が診断されてから1ヵ月半程ギブス固定を実施。
骨が癒合しギブスが外れてからリハビリのオーダーが出てリハビリ開始となる。
【リハビリへの希望】
自転車に乗れるようになりたい。
指が曲がるようになりたい。

【理学的検査・治療】
第4指を伸ばした状態で1ヵ月半程固定していたため、浮腫みと指の関節の可動域低下がみられました。
特に第2関節を曲げると疼痛と関節可動性の低下がみられ、参考可動域100°である部位ですが45°でした。
また、第4指と同時に第5指の疼痛、可動域の低下もみられました。
仕事の関係で自転車に乗るため、ブレーキを握れるようになりたいという目標がありました。
骨折の治療のため固定期間があったため固定が外れた後は積極的なリハビリを行っていかないと関節の動きが悪いまま固まってしまいます。
積極的な関節可動域練習、ストレッチを行い、ご自宅でも自主トレーニングを積極的に行って頂けるよう伝えました。

リハビリ開始2週間:
「最初は血が通っている感じがしていなかったが、血が通ってきて、感覚が戻ってきた」とのお声を頂きました。第4指の第2関節の曲がる角度は90°とリハビリ開始時よりも曲がるようになりました。自転車のブレーキは右でかけ、左はハンドルを第1指~3指で握って運転しているとの事で、まだ握れない状態でした。

リハビリ開始3週間:
第4指の第2関節の曲がる角度は95°とまた少し曲がる角度の向上がみられました。
浮腫みもひいてきて、指のしわもでてきました。
自主トレーニングもしっかり行って頂いており、動きのスムーズさの向上もみられてきていました。
「良くなってきている」と患者様ご自身での感じられるようになり、笑顔もみられました。

リハビリ開始5週間:
手を握れるようになってきて手のひらに指がつくようになってきました。ハンドルも全部の指で握れるようになり、ブレーキもかけられるようになってきました。
最初リハビリへの希望であった『自転車に乗れるようになりたい』というのは達成しました。

今回自主トレーニングの大切さを改めて感じました。
当院ではご本人様に適した自主トレーニングの提案をしております。気になる事があれば気軽にお声掛けください。
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症例報告『腰椎すべり症、坐骨神経痛』 理学療法士大橋

こんにちは!


理学療法士の大橋です。本日は症例報告をさせていただきます。


なお、個人情報保護の観点から症例は氏名や性別、年齢、出身地、傷病名、傷病にいたった具体的な内容などにおいて一部あるいは全部を改変させていただいております。




【疾患名】腰椎すべり症、右坐骨神経痛
【性別】女性
【年齢】60歳代

【現病歴】
何か月も前から腰から右足にかけて痛みがあり、ひどい時は歩けないほどだった。
接骨院に通いながら様子を見ていたが、歩行困難感が増強した為、当院を受診しリハビリ開始となった。

【主訴】腰から右足にかけて痛くて歩くのが辛い。


【理学的検査・治療】
初回のリハビリでは、常に腰~右足にかけての強い痛みが出現しており、何かにつかまりながら歩いている状態でした。また、起居動作(寝返りや起き上がり)でも腰に強い痛みが出現していました。
介入をしていくと、下肢筋の柔軟性が低下していることがわかり、そのため腰へ負担がかかってしまい痛みへと繋がっているようでした。

そこでリハビリでは、下肢のストレッチや腰部筋のリラクゼーションを中心に行っていき、ご自宅でも簡単にできるセルフエクササイズの指導を行っていきました。
すると開始から1か月で歩行の安定性が向上し、寝返りや起き上がりでの痛みは出現しなくなってきました。


患者様からは「すごく歩くのが楽になったよ!」とのお声を頂きました。

しかし、「リハビリの後2~3日はすごく調子が良くて、草取りや家事で色々動いてしまうのでまた痛みが出てきてしまう」とのことでした。
今度は筋力に着目しました。すると、体幹の筋力や下肢の筋力が低下していることが分かりました。特に体幹の筋力が低下してしまうと、身体を支えることが出来ず、結果として腰に負担がかかってしまいます。

そこで、今度は体幹トレーニングや下肢トレーニングの実施に加え、ご自宅でも無理のない範囲にて散歩や簡単にできるトレーニングを指導していきました。
すると、徐々に日常生活でも動ける範囲が広がり、痛みの出る頻度も軽減していきました。

当院では、患者様一人一人に合せた治療を行い、自宅でも行えるストレッチや筋力トレーニングの指導を行っています。最終的に痛みの軽減はもちろんのこと、日常生活を円滑に行えることを目標にリハビリを行っています。


腰痛や肩痛など痛みでお困りの方は是非当院にご相談ください。



当院においては運動器リハビリテーションの期限である150日間の間に、多くの患者様は症状を消失もしくは大幅に改善させることが出来ております。


今後も患者様の希望に応えられるような治療を行い、満足して頂けるよう努めていきます。

症例報告「変形性膝関節症」理学療法士鬼沢

理学療法士の鬼沢です。本日は症例報告をいたします。
なお、個人情報保護の観点から症例は氏名や性別、年齢、出身地、傷病名、傷病にいたった具体的な内容などにおいて一部あるいは全部を改変させていただいております。

性別:男性  年齢:60歳代  疾患名:左変形性膝関節症
【現病歴】
約10年前から左膝の痛みがみられており、最近になり痛みが増強し当院受診し、リハビリ開始となる。

【主訴】
歩く時と階段を昇る時に左膝が痛い。

【理学的検査・治療】
リハビリ開始時は左膝関節に中等度の痛みがあり、歩行においても体重を上手くかけられず、左膝をかばって歩いてしまっている状態でした。下肢関節において柔軟性が乏しい状態にあり、膝に負担がかかってしまっている状態でした。

まず、下肢関節柔軟性向上に向け、ストレッチやリラクセーション(硬くなっている筋肉を柔らかくする)を中心にリハビリをしました。長年かけて固めてしまった様子だったので、家でのセルフエクササイズをアドバイスして実施していただきました。本人様すごく一生懸命な方だったので効果も徐々にみられました。

リハビリ開始1ヶ月後には歩行時の痛みは改善しており、本人も仕事などで歩く時に、歩く距離が増えた事や痛みが概ね消失してきたことを感じていただきました。しかし、この時点では階段昇降においての膝の痛みは軽減しているものの残存している状態でした。

3ヶ月には階段昇降時の痛みは改善したものの、カクッと抜けそうな感じがして不安との訴えになりました。この時点で下肢関節柔軟性は状態向上し概ね問題無い状態でした。もともと筋力はありましたが、関節を支える筋肉としては乏しい部分がありました。

そこで、柔軟性へのリハビリから関節を支えるためのアプローチに変更しました。徐々に動揺も少なくなっており、動けることへのポジティブな発言も増えてきています。筋トレマシンを使用したり、スクワットなどの運動を取り入れ実施していきました。

リハビリ終了後、「何の気なしに階段が昇れるようになってきたよ。」と言っていただきました
まだ、階段への不安要素はあるので、継続してリハビリや自宅でのセルフエクササイズを継続していただきたいと思います。

リハビリをしていると自宅でのセルフエクササイズの重要性を強く思います。小野瀬医院ではリハビリを行う際に担当した方に適した様々な運動をアドバイスさせて頂いております。気になる事があれば、気軽に質問していただければと思います。宜しくお願い致します。

今後も患者様の困ったことなどを解決できるよう、少しでも患者様のお役に立てるよう努めていこうと思います。
痛みでお悩みの方は是非当院へお越しください。

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

リハビリ室内の消毒

おはようございます。小野瀬医院です。

小野瀬のリハビリでは、こまめな消毒として、患者さんが使用するごとにプラットフォームや使用した器具を消毒しています。

今回はホットパックをこまめに消毒する関口くんを激写しました。

社会的にも定番となりつつある高濃度アルコールを濃度を調整し消毒をしています。

 

不要不急でない症状のある方、我慢せずご来院ください。

 

医療法人三楽会 小野瀬医院

診療時間→月火木金9:00~12:30  14:00~18:00  水土9:00~12:30

 

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プロフィール

onoseclinicpt

Author:onoseclinicpt
茨城県那珂市後台にある小野瀬医院理学療法士です。
整形外科疾患やそのリハビリテーションについて報告します。



公式HPはこちらから
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