症例報告「両側変形性膝関節症」理学療法士宇留野
お体の調子はいかがでしょうか?関節や筋肉の痛み、しびれ、違和感、スポーツによる怪我などがあれば・・・

茨城県那珂市後台 小野瀬医院 整形外科 内科 リハビリテーション科 までご相談ください。
今日は症例報告をいたします!
理学療法士の宇留野です。症例報告をさせていただきます。
なお、個人情報保護の観点から症例や性別、年齢、出身地、傷病名、傷病にいたった具体的な内容などにおいて一部あるいは全部を改変させて頂いております。
氏名:A様
性別:女性
年齢:80代
診断名:両側変形性膝関節症
現病歴:雨で地面が濡れている所傘をさして歩いていたら、滑ってしまい転倒し受傷。両膝の疼痛があり、歩行も困難だった為、当院を受診し医師の処方によりリハビリ開始となる。
主訴:歩く時に痛い。
理学的検査・治療:
初回介入では、歩行時、立ち上がり時、押された時に両膝の内側に強い痛みがありました。
膝関節を曲げた角度は右が160°、左が130°でした。
両膝の痛みが強く歩くのも大変そうで、ふらつきもありました。
治療では膝関節周囲の筋肉(ふくらはぎ、太もも、お尻)に対してリラクセーションやストレッチ、それに加えてご自宅で行って頂く自主トレーニングの指導を行いました。A様は自主トレーニングを一生懸命やって頂けており、介入4回目で初回介入時に訴えていた歩行時、立ち上がり時、押された時の痛みがほぼ消失し、歩行が安定してきて嬉しそうにしておりました。膝関節を曲げた角度は右が160°、左が140°と少し曲がる角度も大きくなりました。
しかし、自主トレーニングをやって状態が良くなってきたというのもあり、痛くなるほど自主トレーニングを行ってしまったり(3~5回程度とお伝えしたものを100回程行っていた)、歩きすぎてしまい、お尻や太ももに筋肉痛が出現してしまいました。自主トレーニングは疼痛の出ない範囲で無理なく行って頂くよう再指導させて頂き、疼痛が消失した後はとても調子良くなったとの事です。話を聞くと、以前違うケガでリハビリを行っていた時も自主トレーニングをやりすぎて疼痛が出現してしまい、自主トレーニングを制限されたとの事でした。
今回は、自主トレーニングを一生懸命にやりすぎて疼痛が出現してしまいましたが、自主トレーニングをしっかりやって頂けると状態が良くなるのも早くなると再確認しました。
外来リハビリでは、現時点だと早くても1週間に1度(40分程度)の為、その時間で筋肉が柔らかくしたり、筋力強化練習をしても、1週間何もしないと元の状態に戻ってしまうことが多いです。その分、教わったストレッチや筋力強化練習をご自宅でしっかりやって頂けると今回の方の様に状態が早く良くなるケースも多く見られます。
今後も患者様の希望に応えられるような治療を行い、満足して頂けるよう努めていきます。
ありがとうございました。
当院においては運動器リハビリテーションの期限である150日間の間に、多くの患者様は症状を消失もしくは大幅に改善させることが出来ております。
痛みでお悩みの方は是非当院にお越しください。
医療法人 三楽会 小野瀬医院
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